スイッチングレギュレターのキャパシタに流れる、実効値電流を求める

キャパシタには、リップル電流の許容値が規定されています。LTspice を使えば、たとえばスイッチング電源のリップル電流の波形を得ることはできますが、リップル電流の実効値を求めるにはどうしたら良いんでしょうか? リップル電流の交流成分は、ほぼ三角波になるので、波高率(クレストファクタ)から p-p の 1/sqrt(3) で求められますが、もっと便利な方法はないんでしょうか。
実は SPICE のコマンドを調べたら、ありました。

.MEASURE TRAN ripple_cur rms I(C1) from 4m

とかすると、C1 に流れる電流の実効値を SPICE のログに出力させることができます。ripple_cur はただのラベルなので、なんでも良いみたいです。from 4m は、回路が安定した 4ミリ秒以降で計算させたい場合に利用します。
また、p-p の電圧などを知りたい場合には、

.MEASURE TRAN Vo_pp pp V(n006) from 9m

などのようにします。うーん、便利。