1 psi って、何パスカル?

米国などで自動車タイヤの空気圧表示を見ると、psi (pounds per square inch) で書かれています。圧力の単位って、ただでさえ kgf/cm2 とか pascal とか bar とか atm とか mmHg とかあってややこしいので、単位フェチの私もずっと存在を無視してきた psi です。ところが先日ある自転車タイヤの空気圧表記を見たら、psi の表示しか見当たりません。ポンド(質量)とかマイル(長さ)とかならある程度暗算で換算できますが、さすがに psi には弱りました。理屈から言えば、1 pound x 重力加速度(m/s2)/ (1 inch2) で計算できますが、暗算は苦手です。
というわけで、以下、暗記用の数字です。ただし語呂合わせとかないので、きっとすぐに忘れそう。

1 psi = (大体) 7 kPa
1 psi = (およそ) 6.9 kPa (もう少し精度が必要な場合)

ちなみに Google が使える場合は、以下の URL で調べられます。

ヘクトパスカル

いつまで利用が続くのか、って感じですが、気象用の大気圧表示にはヘクトパスカル (hPa)が使われています。1 hPa は 0.1 kPa のことなので、例えば 1013.25 hPa (現在の定義で 1気圧のこと)は約 101 kPa ということです。
ちなみにママチャリのタイヤ空気圧はおおよそ 300 kPa 以下くらいが標準みたいです。スポーツ用のロードバイクとかだと 700 kPa 以上をよく見ます。クルマですと、うちにあるクルマ(1.5リッターの 3ドア)だと、前後で違いますがだいたい 230 kPa です。ママチャリとクルマの空気圧が同じくらい、というのが驚きですね。クルマのタイヤは自転車に比べて路面接触面積が広いので、小さな空気圧でも車重を支えられる、という訳ですね。(の筈)