VX-3 のメモリ管理

バーテックス・スタンダードの VX-3 というハンディトランシーバには、ジェネカバ受信の機能があります。IC-R8500 とか AR8600mk2 とかは一瞬の興味で終わるかも知れないので、とりあえず手持ちの受信機で遊んでみようかと思いました。
VX-3 の最大の欠点は、そのコンパクトさに比例して操作性が悪いことです。いや、操作は慣れるのかも知れませんが、あまりに数少ないキーにいろんな操作を押し込んでいるので、マニュアルが手元にないと、ほとんど何もできません。若いころはともかく齢四十を過ぎると、この手のショートカット操作を覚えるのが辛くなってきます。しょうがないので、マニュアルを PDF にして iPhone で持ち歩いていますが*1、これまた画面が小さくて見づらーい。メーカーさんには是非、iPhone みたいなタッチパネル式の操作盤をオプションで提供して欲しいところです。(マニュアルは無理でも、操作パネルならこのサイズで行けるでしょう?)
さて。このように操作が難解な VX-3 でメモリ管理をするのは、私にとっては塗炭の苦しみです。テンキーもないので、クリクリと VFO ノブを回して周波数を合わせ、メモリ登録キーを押し、さらにメモリ番号を合わせ*2、最後に数十ものチャネルをバンクに登録していく…。バンクに名前を付けるまでは頑張りましたが、各チャネルに名前を付けるのは諦めました。
近くにフルキーボードの繋がった PC と ExcelAWKPerl まであるのに、どうしてこんなお猿な苦行が必要なんだー、PC でメモリ管理のできる受信機を衝動買いするぞー!
と思っていたら、なんと VX-3 用のメモリ管理ソフトが存在することを発見。もともと VX-3 には CT-27 というクローンケーブルがあるので、技術的には可能ではないかと睨んでいたのですが、本当に存在しました。じゃん。

やるなー、英国人。ソフトが US$15 で、ケーブルが US$24 だそうです。ケーブルの自作も可能みたいですが。(ところで、英国人の癖に価格が米ドルなのは何故?)
欲をいえば、CAT コントロールみたいのもできれば PC 制御できて嬉しいですが、さすがにこれは VX-3 本体側にフックがないようです。それはしようがないでしょうね。
という訳で、ちょっと購入してみるか。日本人で使っている人もあるようなので、きっと日本国内仕様の VX-3 でも大丈夫なのでしょう。(想像)

ケーブルについて

この辺に情報があります。先端の次のリングがデータで、最後のリングがグラウンドだそうだ。(伝聞)

4極の 3.5ミリプラグは、こんなのが使えるそうだ。(伝聞)

*1:やや自己矛盾を感じる。

*2:一度メモリに記録していると、何故か欠番をスキップして表示してくれる。オプションで変えられるのかな。