ツールばかり買ってる

大抵の男の人というのは、ツールが好きだ。私の場合に限っていえば、ツールというのは、何かあったときに自力で物事を解決していく手段、自分の力を増幅するもの、知恵や創意を現実の力に変換する実体、いざというときに他人に頼らない自由の獲得、そんな意味合いがあるんじゃないかと思う。(ちょっと重複があるが、即興で考えたので許して)
言い訳が終わったところで、今日購入したツールは以下の通りです。

トータルで 2700円くらいでした。ペダルレンチですが、最初、モンキースパナやコーンレンチで代用できないか、と考えたのですが、それを見越したように、Park Tool の梱包に「ペダルレンチの代わりに使わないでください」という注意書きがありました。コーンレンチは刃が薄いので、ペダルのナットを傷めてしまう、ということでしょうか。それほど高価なツールでないので、購入することにしました*2
ところで、レンチとスパナって何が違うんでしょうか。ボックスレンチのことをスパナとは言わないけど、スパナのことをレンチって呼ぶこともありますね。また、モンキーレンチとはあまり言いませんね。
さて。ツールを買うというのは、もちろん目的があるからです。私の場合は、自分の自転車からクランクとチェーンリングを外して、チェーン周りを本気で清掃しようと思ったのが目的です。チェーンリング、チェーン、スプロケットディレイラーというのは常にどこかで接触しているので、これらを組み上げたまま綺麗にするのは至難の業、というよりも洗浄剤やウエス、時間の無駄遣いになります。そこで、一度全部ばらして掃除しようと思ったのです。
洗浄液のほうは、ペドロス(Pedro's)のバイオクリーナー*3にするか、フィルタクリーナーのような溶剤にするか悩んでいます。前者は環境負荷が軽いと言われていますが、結局、下水道に流さなくてはいけません。後者だと、新聞紙か何かに浸して乾燥させ、燃えるゴミで出すことが可能です。ただし、乾燥中に異臭が漂うので、近所の爪弾きになる可能性も秘めています。
どっちが環境負荷が軽いんだろう。

失敗談

本当は知ったフリしてごまかそうと思ったのですが、同じ失敗をする人がありそうだし、男らしくないので白状します。リアのクイックリリースを外そうが、リアディレイラーのガイドプーリーを外そうが、チェーンリングを外そうが何をしても、

注: チェーンはフレームから外れません!

あー、危なかった。危うくチェーンのピンを買わないまま、ばらしてしまうところでした。照れ隠しで難しそうにいうと、つまり位相幾何学の問題(?)で、チェーンはシートチューブ、シートステイ、チェーンステイの三角形と交差しているので、チェーンを切るかフレームを切らない限り分離できないということです!*4
いま、シマノの米国サイトで調べたら、Altus 7速のチェーンは 7.1mm のピンで良さそうです*5

後記

26日の日記に書きましたが、チェーンを切って、PET ボトルの中にディグリーザーと共に入れシェイクする、という方法を見つけました。これでやってみようかな。

*1:コッタレスとは堅気には聞き慣れない言葉ですが、cotterless という英語から来ているようです。機械工学において回転軸と歯車を固定するピンのことを cotter pin と呼びます。クランクは crank です。R ですよ、覚えましたか? :)

*2:高級品はやっぱり高い! 私は無名メーカー品を買いました。

*3:以前はバイオ・ディグリーザーと呼ばれていたが、名称がクリーナーに変わったようです。ちなみに degreaser とはグリスを除去するもの、といった意味のようです。たぶん。

*4:後記: フロントディレイラーのガイドも交差しています。取れません!

*5:悪かったな、7s の Altus で…。