スペアナキット欲しい

自作無線家や、電子工作が趣味の方にとって三種の神器といえば、

でないかと思うのですが*1、これらは DMM*2 や安定化電源、ディップメータなどに比べて高価なので、まあ、そういうふうに思っているわけです。(ちなみに私はルビジウム周波数標準を持っていて、ちょっと自己満足。うっとり。)
そうそう。ロジックアナライザであれば、最近は FPGACPLD をアマチュアでも入手、活用できるようになっているので、ちょっとしたものなら自作できそうですが。
閑話休題。同僚の家で、なんでも地上デジタル放送の特定チャネルだけが映りにくいという症状が出ていて、困っているとのこと。テレビを受信レベルテストモードにすると、確かに当該チャネルの受信強度が弱いようなのですが、ある日突然映りにくくなったということで、同僚はブレーカーが落ちたときに、テレビの内部状態がおかしくなってしまったのではないかと勘ぐっているそうです。しかし、今日テレビメーカーに電話してみたところ、やはりアンテナの状態を確認するのが最初であろう、とアドバイスされた由。共同アンテナだそうなので、調べるのも大変そう。
ああ、こんなときに 1GHz くらいまで見られるスペアナがあれば、各チャネルの電波強度(電界強度?)を調べられて便利なんでしょうけどねー。昔なら、近所の電器屋を呼べば、調べてもらえたのでしょうが、最近は家電をなんでもヨド○シやビッ○カメラで買ってしまうので、おいそれと電器屋を呼びつける訳にもいきません。
私は同僚に、職場の実験室からスペアナ持っていって調べたら? と冗談で言いましたが、こんなとき、自宅に簡単なスペアナがあれば重宝しそうです。(つーか、逆にいうと、それくらいしか用途がない?)
何気なくネットで調べていたら、こんなの見つけました。じゃん。

おお、欲しいかも! 3万8000円だそうです。キットといっても、部品はほとんど実装され、キャリブレートされ、あとはケースに入れるくらいだけの作業のようですが。
しかし、冷静に考えると書斎(倉庫?)の肥やしになるのがオチのような気が。4万円あれば K2 の SSB オプションと 160m オプションと RS-232C オプションが買えるなあ。(← そこかよ!)

*1:さらに上級者は、ネットワークアナライザやロジックアナライザを欲するらしい。

*2:デジタルマルチメータ