SWR ブリッジの理解とか

VNWA、ほぼ組み終わっているのですが、コネクタ等が手配できていないので、きちんとした校正ができずにいます。それ以前に、ケースに組み込まないと、特性がちゃんと出ないかも知れない。
いまは、ベクトルネットワークアナライザそのものの、原理とか使い方を勉強しています。去年の RF ワールドの 6月号を読んで、コネクタの扱いの注意点を勉強したり、スミスチャートの勉強をしたり。
今朝は、SWR ブリッジの勉強をしてました。VNWA では、方向性結合器で反射波を見るのではなく、ブリッジ回路を使って DUT との整合を見ています。この資料が詳しいです。

基本原理図のポイントは、送信端から見たときに、平衡時のインピーダンスが 50+j0 Ω になり、かつ、DUT が 50+j0 Ωのときにブリッジが平衡するようになっていること。あとは、ブリッジの検出部は平衡回路なので、これを非平衡に変換するためにバラン(伝送線路トランス)が入っているところでしょうか。
ちなみに VNWA の周波数下限が 1kHz 程度にとどまっているのは、インダクタの等価抵抗成分が原因だと書かれてました。あとで回路図見てみよう。